人類2.0 読みました
小林慎和さん アフターコロナの生き方 人類2.0 読みました。
そして、要点をまとめてみました。
小林さんはアジアを中心に起業をした後、日本で 株式会社bajji を設立し CEO として活躍されています。
他に、オンラインサロン「新世界アフターコロナ 〜答えのない時代での生き抜き方〜」の運営もされています。
コロナ後に色々変わるんだろうなぁと思い、本書を購入し色々考えてみようと購入してみました。
これからどんな変化があるのでしょう。
今後、「どのような変化があるか興味がある。」、「いろいろ対策をしていきたい。」と考えている方、一緒に読んでいきましょう!
福沢諭吉さんの「学問のすゝめ」は、明治を生きる人の道標となったように、本書もこれから来るであろう 信頼経済 における 道標に少しでもなれれば、幸いだと仰っています。
人類2.0 の 目次は、こちら。
プロローグ
第1章 働き方2.0
第2章 ビジネス2.0
第3章 お金2.0
第4章 人類2.0
エピローグ
おわりに
働き方

働き方が、どのように変わっていくのかは、皆さん興味があるのでは、ないでしょうか?
すでに、リモートワークも進み、もう少し、落ち着いたら、コワークスペースなども もっと使われるようになりそうです。
リモートワークが、標準化して、元に戻るのは、難しいだろうと言われています。
LINEからメールや手紙に戻れないように、効率の良さを知ってしまうと戻れないからです。
企業によっては、 外出申請 が必要になってくるのではないかと 予想されています。
リモートワークになることで、移動時間がなくなり、細切れのスケジュールになるそうです。
オンラインミーティングが、増え、案件ごとのチャットでコミュニケーションをとるようになります。
僕自身は、すでに、そのような状況にいます。
タイミングによっては、同時のコミュニケーションが増えすぎて、本当に混乱してしまいます。。
今後、実際に会う事なく、仕事を依頼するケースが、出てくる中、どのように信頼関係を築いていけるかが重要になってきます。
本書では、期待値を超えるこまめなアウトプットが、信頼してもらうために、必要とされています。
15分ごと(本書の推奨?)など こまめなアウトプット をしていきましょう!

やってみます!
社内コミュニケーションの最大の障壁は、 雑談の消滅 です。
雑談から、いろいろな手がかりを得たり、企業の雰囲気を嗅ぎ取る役割があるとのことです。
解決するために、垂れ流しのオンラインミーティングを推奨されています。
さらに、リモートワークに対応できない企業の採用が、厳しくなるだろうと言われています。
確かに、今までだと、給料や福利厚生の差などがが、ありましたが、家で仕事できるかどうかは、大きな違いに思えます。
リモートワークを導入していない企業が、よい人材を採用できなくなり、よい人材がリモートワーク対応企業に転職していくと、これは、企業存続に関わる大きな影響になりそうです。
ビジネス

経済の衰退、破綻が 3段階で進んでいくようです。
- 中小企業など財務体質が強くない、飲食や店舗型でローカルに根差した企業
- 消費意欲が低下したマスマーケットに依存したり、グローバル経済とつながりの強い大企業
- メガバンク含めた金融危機
まだ、これから、さらに不景気になっていく ということですね。。。
大企業へのインパクトは、2020年後半から顕著に現れる可能性があると予測できます。
昭和的な古い体質、中途半端なITの整備、テレワークにも対応できないような企業が淘汰されていきます。
飲食への影響は、誰もが知るところだと思います。
デリバリーにどのように対応していくかが、鍵となりそうです。
東京の赤坂は、飲食店が密集していて、しかも家賃が高いです。
デリバリー専門店などが出てきた場合、このようなコストが高い飲食店の経営が厳しくなると予想されています。
また、カフェなどは、リモートワークを考慮した作りにするとよさそうです。
旅行業界も大きな影響を受けていますね。
2020年5月の訪日外国人客は、前年同月比の99.9%減とのことです。。。。
実は、2019年の訪日外国人 3000万人に対して、国内旅行者は、3億人 だったようです。
さらに、3000万人の外国人訪問者のうち、75%は、中国、韓国、香港、台湾 だったようです。
重点地域にフォーカスして、協議できれば、復活にも兆しが見えそうです。
リモートワークが、進んで、都心のオフィス利用が減ったり、都心にいる必要のなくなった人が、引っ越したりすると価格は、安くなるのではないか と想像できます。
逆に、地方の地価が、上がりそうです。
リーマンショック当時は、空室率が、8% 近くまで上昇しました。
リーマンショックと違い、今回は、全ての企業が、業績に関係なく、再編や移転を考えるので、空室率は、リーマンショック最高の8%を超えていくのではないかと 言われています。
そして、オフィススペースは、3分の1になるのではないかと予測されています。
お金

何にお金を使うのか
コロナの影響で、まず、消費者が、お金を使わなくなりました。
・旅行費(そもそも使えない部分もあります。)
・外食回数も減る
・贅沢品を買わなくなる
・移動系産業が盛り下がる(航空、自動車、観光、ホテル、レジャー、タクシー、ライドシェア)
旅行するお客さんが、減ると旅費は安くなりそうですが、需要がなくなっても利益を出さないといけないため、旅費の単価があがると予測されています。
では、どのようなところに、お金を使うのでしょうか?
・秋から、年末にかけて、国内旅行者が増えそう
・デリバリー利用が増える
・オンラインコンテンツに使う
・家でのお酒
・マスクは、いろいろな種類が増えて、買われる
・EC、C2C、デリバリー、ゲーム業界が盛り上がる
オンラインコンテンツは、ストリーミングサービスだけでなく、塾、フィットネスも含まれます。
日本は、現金主義で、金融資産の半分が、現預金とされています。
リーマンショックの際は、53%まで、上昇しました。
対して、アメリカは、18%、欧州は、34%程度 となります。
逆に株式は、アメリカ34%、欧州19%、日本10% と日本の保有比率は、低い傾向にあります。
コロナをきっかけに、投資を始めてる人は、少なくないはず、と仰っています。
個人の時代
今までの世の中は、どこにいるか(所属するか)、何をするか が大事でした。
コロナ以後の世界では、誰と動くか が大事になってくるようです。
企業と企業で結ばれていた信頼が、個人と個人になり、今後は、相手にとって何が意味があるかを想像して、実行していくことが大事になります。
相手にとって、意味のある事をすることで、信頼を築いていきます。
そして、信頼された人同士の動きが加速していくと言われています。
そのような世の中が、民主主義に代わる 信頼経済 だと定義されています。
そこでは、通貨のように信頼も重要な要素となりそうです。
今後の人類
人類は、様々な機器を乗り越えて、進化してきました。
アジア、アルゼンチンでの通貨危機やリーマンショック、SARS、2011年3月11日の大震災。
今回は、コロナの影響で、様々な変化が起こり、これからも起こっていきます。
国々で、様々な対処を行い、価値観が変わりました。
今回のウイルスは、敵ではなく、人類が進化するきっかけであり、共存すべき相手と言われています。
世界の人類が、同じスタートラインに立ち、団結力を高める時で、人類をアップデートしていくのが、今日という時代を生きる私たちに課せられた使命だとして、締められています。
感想
リモートワークになることで、不便と感じていることを、どのように解決していくのかが、大事に思えてきました。
- 机、椅子などが充実していない
- ノートPCだと仕事がしにくい
- 奥さんの家事の負担
- リモートによるコミュニケーション不足 などなど
自分の中で、いろいろな事を 一時的 と思ってた事を認識しました。
リモート世界での信頼関係構築について、考えたいです。
リモートワークによって、影響を受けていそうな、衣料品業界について、触れてないのは残念でした。
(おそらく、マスマーケットとに含まれているのだと思います。)
ワクチンが出れば、復活するのでしょうか?
気になります。
具体的な数字が、よく調査されていて、説得力もあり、面白く読むことができました。
コワークスペースが、盛り上がりそうなので、関連株を取得しました^^;
今後は、個人の時代になっていくということで、精進していきたいと思います。

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました!!
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