仕事は楽しいかね?<最終講義>
デイル・ドーテンさん の 仕事は楽しいかね?<最終講義> 読みました。
本書は、シリーズ化されていて、漫画での解説本も出版されています。
デイル・ドーテンさんは、1980年に企業し、その会社をマクドナルドやP&G、コダックなど大手有料企業を顧客に持つトップレベルの会社にまで成長させました。
1991年に執筆したコラムが、注目をあびて、執筆活動を始めます。
執筆活動のかたわらに、講演、従業員訓練、キャリア・セミナーなどを行っているそうです。
良い会社には、一握りの宝があります。
宝とは、優秀な人材のことです。
どのような人を優秀な人材というのでしょうか?
仕事を楽しくしたい方、仕事が面白くない方、一緒に読んでいきましょう^^
仕事は、楽しいですか!?
仕事は楽しいかね?<最終講義> の目次は、こちら ↓
プロローグ 良い会社が持っているもの、それは一握りの宝さ。
1章 もっと良くできないかなぁ?
2章 目指すべきは、非常識な行動なんだ。
3章 最初の解決策は人からの借り物、二つ目の解決策は常識の範囲内、三つ目の解決策が天才のアイデアだ。
4章 最高の社員が人とは違う考え方をするのは、人より多くのことを知っているから。彼らが人より多くのことを知っているのは、人より多く質問するからだ。
まとめ 与えられた仕事以外のことをすることで、彼らは職場全体の意識を高め、周りの人々をも向上させるからなのです。
エビローグ ぜひ試してみてほしい。まずは何か”完璧な”物を見つけ、それをより良くすることから始めるのだ。
素晴らしい人材
皆さん、一緒に仕事をしていて、楽しい人が、周りにいるでしょうか?
ポルシェの元CEO ピーター・シュッツさんは、ある仕事仲間との関係をこう表現しています。
その人と一緒にいるときの自分がいちばん好きだ。
仕事を特別にしてくれる人達。
そんな人達が、完璧以上に素晴らしい社員であり、会社の宝であり、優秀な人材です。
フランシスコ交響楽団の指揮者は、演奏する曲を選ぶときに、「この曲を演奏できるだろうか?」などとは、考えないようです。
「どれだけ素晴らしく演奏できるだろうか?」と考えます。
システムエンジニアなら、このシステムを入れたら、「問題起きないだろうか?」ではなく、「どれだけ素晴らしく業務改善できるだろうか?」といったところでしょうか?
素晴らしい社員は、周りの人の目を上に上げさせてくれます。
人と接するときに、皆それぞれに、計り知れない価値があることを忘れてはいけません。
そして、信じて接することで、 もっと良くなる!素晴らしくなる! という発想が生まれます。
最高の仕事
最高の仕事をするには、それに値する人やプロジェクトが必要です。
普通に仕事をしていては、最高の仕事はできません。
常識を覆す必要があります。
一緒に仕事する人たちに、常識外れの要求をする必要も出てくるかもしれません。
無理なく、仕事を進め、さらに、相手を伸ばせるコツが、紹介されていました。
下記の3つに注目して、周りの人のことを知ることです。
- 専門領域
- 快適領域
- 情熱の対象
相手の情熱の対象に注目すれば、相手の目を輝かす方法がわかるんだ。
相手の情熱をかけてる部分には、常識以上のものを求めることができます。
また、仕事の進め方も常識に囚われては、いけません。
あるプロジェクトに指名されたリサという女性は、困難な中でプロジェクトを開始しました。
予算も人手も情報もない中、彼女はポジティブです。
「価値があると判断されれば、必要なものは、後からついてきますよ」
実際、後から予算がついてきたそうです。
とにかく、始めちゃいましょう!
常識にとらわれて、皆と同じ働き方をしていては、いけません。
イギリスでは、解雇される人を 余剰労働者 というようです。
周囲と違う働きを心がけなければいけません^^;
いつも意見が一致する人間が会社に二人いたとしたら、どちらかは不要である。
では、どのような仕事をすれば良いのでしょうか?
好奇心こそが、無敵の強みなんだ と言われています。
好奇心に向く方向へいろいろ試してみましょう。
試してみることに失敗はない とも言われています^^
本書では、いろいろな職場で、最高の人(完璧以上に素晴らしい人)について、アンケートをとって話を展開されていました。
完璧以上に素晴らしい社員について大勢の人に尋ねたとき、誰よりも頭がいい天才の話をしてくれた人は一人もいなかった そうです。
特許や工学技術、あるいはプログラミングについてではなく、特別な理解力や洞察力を持つ人のことを話してくれた とのことでした。
彼らよりも優れた人物ではなく、自分を優れた人間だと思わせてくれる人物でした。
ぜひまた一緒に働きたいと思える人を一人、思い浮かべてみてください^^
感想
人の特性を考えて、仕事をしてもらえるようにしようと思いました。
システムエンジニアなので、下記のような、どの部分に人が情熱を燃やせるのか考えてみたいと思います。
- システムのトレンド調べる、探す
- 新旧、競合システムを比べる
- システムを導入する、計画する
- システムを運用する
- 人とコミュニケーションする
会議などで、人をどのように立てるか考えてみたいと思いました。
また、あらためて、人 の大切さを感じました。
自分が成長するのは、もちろんですが、一緒に働く人も切磋琢磨できるような環境を築いていこうと思います。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました!
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