アフターデジタル 読んでみました。
デジタル化した後の世界は、どうなっていく のでしょうか?
エストニアでは、政界の電子化が、世界で一番進んでるようです。
電子居住権 というものがあって、外国人でも 電子国民 になれるようです。
スウェーデンでは、マイクロチップを 体に埋め込んで キャッシュレス決済ができるとのことです。
すごい!
著者の1人 藤井さんは、 2017年から上海に勤務して、日系企業に対して、
コンサルティングを行っていて、本書は、中国の最新テクノロジーが中心に、紹介されています。
その中国では、 インターネット人口 8億人 のうち 97%が スマートフォンを持っていて、
そのうち 98%が キャッシュレス決済してるようです。
ホームレスも スマートフォンで QRを提示して、お金を集めてると聞いたことがあります。
日本では、いろいろな取り組みを オンライン化 しようとしているが、
中国は、既に その次の段階 OMO(Online Merge Offline) という
オンラインとオフラインが融合していて垣根のない状態になってきていると言われています。
サービスをオフラインで提供するとか、オンラインで提供するとかではなく、
顧客は、好きな方、便利な方で、サービスを受けれるので、オンライン、オフラインを
意識しなくなる状態 と 理解しました。
例えば、フーマー という アリババが提供している スーパーでは、
下記のようなサービスを提供しています。
・スーパー(買いに行く)
・オンライン購入とデリバリー
・スーパーで調理
・調理したものを その場で食べれるスペース
・購買履歴から 最適化された クーポンや おすすめを受ける
2018年末までに、100店舗を超えているようです。
医療の平安保険グループの提供している ドクターアプリでは、下記のサービスを提供しています。
・アプリで問診
・病院、医者の予約(医者の評価、レビューが見える!)
・ポイント(歩くとたまって換金できる)
得た情報を 保険の 営業などにも 活用しているとのことです。
他にも、デリバリーサービスの実態など、中国で現場でだからこそという
リアルな情報が、たくさん提供されていて、面白かったです。
後半では、日本での可能性、どのようにアフターデジタル化を進めていくのか提示されています。
印象に残ったのは、日本と中国の新しい取り組みに対する考え方の違いです。
・日本は やっていいことに 書いてないので ダメ
・中国は まだ決めてないので、 一旦は OK
大変勉強になりました。
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